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伝わらないのは私のせいか?
言葉達を不器用にしか操れない 不器用な私のせいだろうか
でも、あなた
耳を傾けようともしない
頑なという訳じゃないのに
まるで私が居ないかのように
私の口から生まれた言葉が ただの声になって 音になって
届かないのは、何故?
拒絶よりも もっと 酷い態度
何気ない街並みを歩く中で見かける
公園の噴水や木々の緑やレンガの上を歩く鳩
眩しい日差しに目を細める
光に満ちた明るい世界を一人
静かに見つめるのもそう悪い事じゃない
美しいとは 何て素晴らしい事なのだろう
明るい世界でも 微笑む事ができる幸福
荒れ果てた砂漠の中 夜の道走る
月輪の煌き 砂の粒を彩る
目的のない 一歩
道標はいづこか 振り返るが 答える者は居ない
孤独を感じ眩暈 孤独に気付き 唇を噛み締めた
無自覚に時は経ち 想いだけは 少しも変わらず
誰のための 道 であったのか
誰のために ここまで 一人 歩いたのか
遠すぎる過去 来るあてのない未来
眩暈ばかりで少しも思い出せない
冷たい夜の砂漠 月下 佇む
呟きは誰も受け止められない
私の腕の中で小さく震える 華奢な体
守ってやりたいと思うのは傲慢だろうか?
役目ではないだろうか?
傷付くばかりの貴女をそっと抱きしめて 涙を見ぬ様に
貴女は何故こんなにも優しく美しい魂を持っているのに ちっとも守られず
守られるべきにも関わらず 逆に傷つけられている?
憂いに瞳を曇らせてばかりの貴女を 守る力が無い事が歯がゆかった
あなたは微笑っていたではないか
楽しそうに 幸せそうに
それは確かな記憶なのに
それはもう遥か遠く風の中流れて去ってしまった
振り返っているのはわたしだけというの?
綺麗な笑顔を 曇りのない晴れやかさを
未練がましく 見つめるのは
掴んだまま 離したくはないと思っているのは 私、だけ
二度と戻らぬ日々 あなたの笑顔の煌き
拭い去れぬ今
昔から動けない私 今の痛みから、動けなくなったあなた
思い出だけでも、せめて、と祈る私は愚か―――?