夢を見ることをやめられないの。
降るかも判らない雪を待つように。空を見上げてずっとずっと。
焦がれる位求めてる。
優しいなにかを。柔らかい何かを。
ひょっとすると思いやりと呼べる様な何かを。
もしかしたら温かみと言える様な何かを。
ずっとずっと求めてる。
きっと私は夢を見ている。
優しいなにかになれる夢を見ている。
労わりに満ち、愛に溢れた吐息の様な子守唄
優しい指を持って美しい歌を歌い
心にいつも愛を抱いて
優しくありたいと願っている
優しくなれる夢を見ている
鏡に映る私は、憎しみに溢れ恐怖に震えている
雪を待ち続ける私をきっと憎んでいる
叶わない夢を見る私
現実から逃げ出して恐れて怯える私
憎んで憎んで喚き散らす私
どれも私
どれも私
夢を見ずにはいられない私
愛されたいと願う私
愛したいと願う私
人間である事に苦悩する私
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