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吐き出された言葉 竦む体
拒絶の眼差し 冷たく 鋭く
心の壁を熔かせたら
希望が打ち砕かれる程 密な闇
ただ ただ と稚拙な言葉しか 繰り出せず
去ってしまう背中に 言葉の一つとして 差し出せず
乾いた口の中に消える 想い
倒れてしまわぬ様に足に力を込めて
意志が揺らがぬ様にと歯を噛み締める
けれど 時も 事態も 動かない訳はなく
地が揺れてしまわぬかと 思わず憂い
結局、臆病な自分は容易に私の制御下から逃れ
ふらふらと歩き回って 私の周囲に不安だけを撒き散らす
ああ、どうすればいい―――。
白い空を仰ぐのはこれで幾度目だ?
いつか別れる日が来るのだと 君は言う
遠い目をして遠い日の事を見つめながら君は言う
けれど、僕には少しも見えてこないのに
隣にいる君はそれだけを見続ける
―――いつか必ず来るその日を呼び寄せているのは 君だ
痛みを堪えて 「大丈夫」 と微笑う
私の痛みではない
どれ程痛いのであろうか
私は察する事しかできない
友と貴女は私を呼ぶけれど
では 私は どうしてちっとも貴女の痛みを
知る事さえにまごついて
癒す術すら見当もつかないの
愛していると言いながらどうして
目を逸らし そんなに困った顔をするのです
本当に あのひとを 愛しているなら
何故貴方は いつまでもそうして傷付いているのです
それが愛ならば―――どうして 貴方は
あのひとを愛してしまったのです
どうして、そんな残酷なものを 抱えているのです