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愛さないで
―――僕はとても恐ろしい。
君の 白 い 手が
僕を絞め殺すのを待つのはとても恐ろしい。
歌うように口ずさむ言葉
意味などわからない
うっとりと君を見つめる僕に笑う君の唇
愛しいよ
君の僕のまたは誰もの美しい センリツ
鏡の中の自分の黒い淀んだ濁った薄汚い眼にさようなら
――― もう二度と 見てやらない。
仰ぎ見ろ
ほら 空は青い
ほら 頬に一つだけ雨粒
ほら、 残酷な熟れた実の色 の 夕 日
きみがつまらないという空は
ほら
君を阿呆にする位 美 し い のだから
一体あなたは誰のためにあるのです?
問い掛けたい けど 問い掛けはしない
一体あなたは、誰のためにあるのです。
私から私へ 帰ってきた言葉
答えたくない 堪えられない
遠く虚ろに視線をやる君の横で
私の顔は憂鬱に歪む